ヒョウタンの手入れをしていると、目の前を、緑色の何かが横切って行った。驚いてそれに目をやると、ハチであった。古いプランターの穴に入っていくのが見えた。何だろうと見ていると、直ぐに出てきて、ゆっくり飛んでいった。何処に行くのか目で追うと、家庭菜園の隅に向かっていた。そして、一枚の葉に停まると、その葉に噛みつはじめた。いやいや、正確には切り取り始めた。
それを見て確信した。どうやら『ハキリバチ』の様であった。
画像の真ん中辺りにいるのがそうである。すぐ近くには、本種が切り取った跡のある葉がある。
その後何度も、この場所と巣を往復しているのを観察した。
画像左側の↓のところにいるのが、巣に葉を運び込む直前の飛行中の本種である。
約一時間、ハチが飛び立つ度に後ろをついて回った。巣を飛び立てば追いかけ、葉を切っている処を観察し、葉を持って飛び立てば後を追い、葉を運ぶ姿を観察し、巣に戻ったらまた出てくるまで待っている。こんな事をしたのはいつ以来だろう。小学生の頃までは、よく同じ様なことをしていた様に思う。『ファーブル昆虫記』を読んでからは、尚一層拍車がかかっていた。きっと、ファーブル博士もこんな風に地べたに座り込んで、何時間も同じ虫を観察していたのだろう。
こうして私が小さい頃から何度となく経験してきた『観察』『比較』『実験』は、今の私の演奏に、少なからず影響しているのは間違いないだろう。
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- 2011/06/24(金) 09:32:16|
- 虫🪲
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私も、ファーブルさんと シートンさんには夢中になりました♪
- 2011/06/24(金) 17:26:39 |
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- 婆薔薇 #-
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